独白アフタータッチ

ひねくれ者のひとりごと

二月短し、臆せよ弥生

 

二月が終わります。二月早すぎないか? 
西暦も二千余年——そろそろ二月を三十日にしても誰も怒らないと思う。

 

……はい。(はいじゃないが)

 

物語を書いていますだか、書きたいと思っていますだか、自分が過去になんと言っていたかはもう覚えていませんが、とても短い物語を紡ぐことができました。

 

名を『漫ろ歩き(すずろありき)』と言います。

 

一行文庫(https://onelinebook.com)のオリジナル作品に載せていただいております。
ありがたや……

 

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一行文庫とは?

 

アートディレクター・デザイナー 岩下智さんによる、“全文を一行で読める本”のサイト。『走れメロス』『檸檬』『蜘蛛の糸』などの名作文学、田丸雅智さんのショートショート、オリジナル作品を一行で読むことができる。

 

詳しくは岩下さんのnoteを読むのがいいと思います。
こちら↓

 

 

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過去の僕、見てる〜? やったよ〜。

 

5000字くらいだけれど、一応の完成をして作品の形を成したことに確かな達成感がありました。うれしい。

 

同人界隈のツイートで、「何度も確認したはずなのに、印刷されたものを見たら誤字がいるんだけど……バグ?」みたいなのを見かけた記憶があるのですが(多分存在する記憶)、最初は疑ってかかっていました。

 

「いやいや、そんなわけあるかいw」と。

 

結論から言えば、ありました

 

「なんでも書き切った時のテンションってちょっとおかしいから、少し時間をおいてもう一度見直すのが吉」という先人たちの教えを踏襲して、早る心を落ち着けながら次の日の朝に見直しました。

 

「結構誤字がありますねぇ(ニチャア……)」といった感じでたくさん直して、念のため二〜三回読み返して——もういいだろ、いったれ! と思って応募。

 

(自分の作文読み返す作業ってなんであんなにツラいんだ……?)

 

後日、掲載していただける旨をメールにていただき、プレビューを確認していると、
物語が破綻するような大きな矛盾がチラホラ、
細かい変換ミスもチラホラ。

 

「君たち今までどこに潜んでいたの……?」になりました。
めちゃくちゃ怖い。

 

誤字、現代の怪異といっても差し支えないのでは……? 

 

文字通り意味通りの拙作で、処女作(笑)なので仕方ないか……とはならないもので、とにかくヒヤッとしました。
これは直さねばと思い、直し始めると芋づる式に次々見つかる修正箇所。

 

他人の文章——もとい文字群だと思うと初めて分かる誤字。
なぜゲラを直させるのか、なぜ校閲という職業があるのか、身をもって分かったような気がします。

 

やはりブログは楽でいいです。独善的でいいのでネ。

 

とても申し訳ないなと思いながらも、直しすぎて真っ赤になった修正版を再度送付して対応していただきました。
(本当にありがとうございました。足を向けて寝られません。)

 

で、晴れて拙作(漫ろ歩き/尾更木こよみ)が公開になったワケでございます。

 

気が向いたら読んでいただけると幸甚に存じます(図々しい)。

 

冒頭でも少し触れた通り5000字くらいなので、一日で書き終えたのですが、タイトルのことを一切考えないまま書き終えてしまったので、タイトルで半日悩みました。

 

本文がロングコピーみたいなものだと思えば、いいタイトルも本文から見つかるのでは? と舐め腐っていました。が、一向に出てこない。

 

ああでもない、こうでもないと逡巡するだけで、すごい時間が流れていく。

 

藁にもすがる思いで辞書をめくってめくって、“漫ろ歩き”に出会った時は思わず「エウレカ!」と叫びそうになりました。

 

「今回の件から僕が得るべき教訓は、タイトルは先につけるのが吉——だ」

 

今回は自分としても納得いくものに出会えたのでよかったですが、本当に大変だったのでタイトルが先のほうが安心だと思います。

 

掲載していただいて、とても嬉しいのはまず間違いないのですが、僕はまだ読めていません。怖いので。(は?)

 

オリジナル作品は今後も門戸を開いているそうなので、ぜひ皆様もチャレンジしてみてはいかがでしょうか。なかなか刺激的な体験になるのではないかと思います。

 

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(あとがき)

 

長編を書く準備をしていたのですが、ちょっと書いては「なんか違うんだよな……」を繰り返しているうちに、書かなくなりかけていたので、一行文庫に巡り合えて本当によかったです。
モチベーションが復調しました。

 

先も見えず終わらない15,000字よりも“書き切った5,000字”の方が達成感があったので、ちゃんと終わるって大切なんだなあという学びを得ました。

 

一行文庫は、読むのも「先の展開が見えない(文字通り)」し、書くのも「一行だとどう映るんだ……?」と想像しながら書いていたので、今までにない全く新しい読書体験でした。
すごい楽しかったです。

 

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サムネ用(変なテンションの上がり方をして「のりまみた〜」って書きました)