独白アフタータッチ

ひねくれ者のひとりごと

【006】憧憬 - 一字不説で優勝せえへん?

創作はフラストレーションとルサンチマンに起因する。美も醜も等しく想起せよ。ライフ・ワークは頽廃的であればある程に良い。放蕩者であれ。愚か者であれ。まさに今、大手を振ってレゾンデートルを謳歌する諸君らこそが、幸福の申し子となる。

出所:筆者作成(2020)。

 

出不精の現状を打破するために、ランニングと散歩を足して2で割った様な、ゆるい運動を始めました。汗を流すっていいですね。運動の効果か、気持ちが晴れやかで精神衛生の良い日々を過ごせています。

 

そんなある日のこと。いつものようにプロットを考えようとメモ帳を開いたが、何かがおかしい。 なんにも思い浮かばない。

「あっはっはっは... いや参った、降参だ」

どうやら僕の創作の根底にあるものはネガティブな感情だったらしい。陰キャがよ;;(周知の事実)。

 

--------線--------

 

前提として、人間は「キラキラしているもの」に憧れを抱く生物である。主語が大きいとは思わない。隣の芝生は本当に青いのだ。

 

僕自身も様々なキラキラしているものに憧れてきた。人柄、職業、作品etc... 悲しいかな、これらの憧れは全て偽物の感情だ。なぜならこれは成果物に対しての憧れでしかないからだ。

 

例えば近年ホットな職業である声優(あくまでも例え話であることを留意して頂きたい)。いつからか「声でお芝居をする役者」ではなく、面が良く芝居も“そこそこ”なクオリティで調整された「声優ブランド」のような印象を受ける。

 

キラキラは人を盲目にする。良い面ばかりを都合よく吸収し、自分の作り上げた理想像によって現実の厳しさを有耶無耶にしてしまう。挙句「私の憧れた声優業はこんなのじゃなかった」と言い放ち、貶し、諦める。

 

結局、憧れの対象になりたい訳ではなく、ただキラキラしたものになりたいだけなのだ。苦労した先で喜びを獲得する過程に興味などなく、即物的な価値だけを望んでいる。実に醜いけれど、これが人間の本質だと思う。

 

人間は一度挫折を知ることで、別の道を模索したり、現実を受け入れて再挑戦したりできるだけの底力を持っている。コンスタントに歩みを続けているうちに、いつしか自分だけのキラキラを持っている。気が付けば憧れを抱かれる側になっている。

 

憧れが次の憧れをもたらして誰かを挫折させていることを考えると、憧れという感情は呪いに近いのかもしれないなんて思う。未来永劫に連鎖する怨嗟の原初。

 

好きになった異性に相手がいるときの悲愴も、キラキラのそれと似ている。もちろん両想いになれるならそれに越したことはないけれど、この場合もっと簡単な想いであり、「自分という存在をあなたに認めてほしい」なのだと思う。

 

受け入れてほしかった、存在を認めてほしかった。たったそれだけのことが何よりも難しい。特別でありたいと、そう願ってしまうからだ。

 

僕が想いを伝えることはない。この願いが叶わないことを知っているからだ。今の関係が壊れてしまうくらいなら、このままでいい。特別ではないけれど、心地の良い今を失うことが何よりも怖いと思ってしまうから。

 

いっそ砕けようかと思ったことだって何度もあるけれど、それは僕のエゴ以外のなんでもない。相手が引きずることは万に一つもないだろうが、今までと同じような「友達」でいてくれることはないように思える。

 

そんな自分を女々しいと思うし、軽蔑する。ただの自己嫌悪でしかないことを分かっていながらも、他に責任を探してしまう。

 

劣情が微塵もないと言えばそれは嘘になるが、良いところと悪いところと全部を含めたその人、その人格、その思考を、好きになってしまったのだ。長らく忘れていた、好意とは違う好意の感情。やはり呪いだ。

 

どうにもならないことを知っていながらも、結末に薄々気が付いていながらも、悩んでしまう。僕は一体どうするべきなのだろうか。

 

--------線--------

 

一読者として「独白アフタータッチ」のダメだと思ったところを3つ。

 

①内容が暗い。

②強い内容はだいたいブーメラン。

③中盤で迷走するかオチが弱いかのどっちか。

 

KAIZEN、していこうな、、、。(あとがたりも弱くてウケるな)

 

藍色の画像の真ん中に大きく「憧れ」の漢字が一文字書かれている。

サムネ用