独白アフタータッチ

ひねくれ者のひとりごと

【003】閑話 - アフタヌーン・ティー

兄はこう言った。「小説を、くだらないとは思わぬ。おれには、ただ少しまだるっこいだけである。たった一行の真実を言いたいばかりに百頁の雰囲気をこしらえている」私は言い憎そうに、考え考えしながら答えた。「ほんとうに、言葉は短いほどよい。それだけで、信じさせることができるならば」

 

引用:太宰治(1934) 『葉』 青空文庫, https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/2288_33104.html(アクセス日:2020/7/11), 底本:「晩年」新潮文庫、新潮社,1947(昭和22)年12月10日発行,1985(昭和60)年10年5日70刷改版,1998(平成10)年7月20日103刷, 初出:「鷭」(季刊同人誌),1934(昭和9)年4月, 入力:加藤るみ,校正:深水英一郎,1999年10月7日公開,2013年4月6日修正

 

 

このたび表現者の末席を汚すようになった僕だが、いくつかの気付きを得た。今回はその気付きの中でも大きなウエイトを占めている、

①熱量 ②楽しめているか ③責任

について触れていこうと思う。 

 

--------キリトリ--------

 

①熱量

よし書くぞ〜!!!というテンションに身を委ねて書いた文章には熱量がある。熱量は放置された時間の分だけ失われていき、一週間も経てば何も残らない。熱量のある文章にはこもった感情分の重みがあって、時にそれは人を動かす力を持つ。

 

僕は思ったことや感じたことをなんでも携帯のメモ帳に書くようにしているので、後から自分の書きたいテーマを引っ張りだしてプロットを作っている。

 

ところが僕は今回(書かれていたはず)のテーマを扱うと決めて、冒頭の「このたび〜」の1行を書いてから一週間近く放置してしまった。まとまった時間が出来たので続きを書こうとメモ帳を開いたとき僕は思った。思ってしまった。これって何の話だっけ?

 

 

熱量なくなってるじゃん...

 

 

どうやら人という生き物は思考を留めておくことが苦手らしい(主語がデカすぎる)。考える葦が聞いて呆れるぜ、やれやれ。というわけで今回のような形式になっている。断じて苦し紛れやテコ入れという訳ではない。断じて。

 

 

②楽しめているか

僕を僕たらしめる問いとして常に考えている。何をするにも自分がその中に楽しさを見いだせるかというのはとても大切なことだと思う。

 

魅力的なテーマでもいざ書いてみると、楽しくないどころか苦痛を感じる事さえある。だからこそ熱量の限り、何度も何度も書いては消して書いては消してを繰り返して、自分の欲する楽しさを求めて書き続けるのだと思う。

 

あとから読み返すとオチが弱かったり、「起①→起②→起③→結」みたいな締まりのない文章だったり、これ人に読ませちゃダメだな〜って思う文章もたくさんある。でもそんな愛すべき出来損ない達がいるからこそ、自分の中の「面白い」をグレードアップできるような気がする。

 

表現者を気取るならこんなことを言ってはいけないかもしれないけれど、最終的に自分が楽しめていないのなら何の意味もないと僕は本気で思っている。願わくば、読み手にも「楽しい気持ちのお裾分け」が出来ていればいいなと思う。

 

③責任

僕はツイッターを日常的に使っているが、ブログを始めるまで一度として著作権を意識して呟いたことはなかった。アニメのスクリーンショットをリプライに使ったり、口耳講説したり、好き勝手に楽しんでいたが一度として引用元を明記することは無かった。

 

ツイッターは有り体に言えばグレーゾーンで、なんとなくみんなが共通して持っているぼんやりした“ライン”みたいなものを侵さなければセーフになる雰囲気がある。アウトかセーフの二元論であるブログはどうかと言えば、多くがモラルやマナーを守って活動している。

 

その一方で、モラルやマナーをガン無視して好き勝手やっているアフィカス...じゃなくて残念なユーザーもいる。

いかがでしたか?じゃなくてルール守って...

 

そりゃあ昨今の悪質な無断転載が裁かれている現状を鑑みても、もののついでで訴えられたら嫌だなみたいなことを全く思わない訳ではない。けれど、それ以前に守るべきルールは守るべきだと思う。その程度のルールすら守れないのなら、面白いか面白くないかを正しく評価してもらうことなど適わないだろう。それはあまりにも面白くない。

 

だからこそルールを守るという責任を負うことで負い目をなくして、ゼンリョクで自分の「面白い」を追いかけられる状態を作るべきだと思う。他でもない自分のために。

  

--------キリトリ--------

 

長くなりそうだから2回に分けようか一瞬迷ったけど、ほんとにカスみたいなことしか言ってないので削って1本にしました^^; 

 

今回のような引用(原本・原典にあたらないで引用する)のことを「孫引き」と言うのを初めて知りました。情弱乙。

 

  

 

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サムネ用